古民族植物学の専門家たち

古民族植物学の専門家たち

Clarissa Cagnato (2016-2018, 2022-2024)

Clarissa Cagnato博士

クラリッサ・カニャート博士は、古民族植物学(Paleoethnobotanist)の専門家として、大型植物遺体(種子や果実など)やデンプン粒の分析を通じて、過去の食文化、儀礼、そして人間と環境の関係という謎に迫っています。

彼女は2016年にセントルイス・ワシントン大学で人類学の博士号を取得しました。博士論文では、グアテマラのペテン北西部に住んでいた古代マヤ人の食生活と儀礼用植物の利用に焦点を当てています。

カニャート博士の活動範囲は非常に広く、これまでにアイスランド、フランス、ホンジュラス、グアテマラの考古学プロジェクトに従事してきました。また、ルイジアナ州ニューオーリンズにあるフランス・スペイン植民地時代の庭園や、グアテマラの遺跡から出土した植物遺体の分析も行っています。

2016年に「石柱の広場」複合体プロジェクトに加わり、テオティワカンの古代住民がどのような食事を摂り、儀礼においてどのように植物を利用していたかの復元を目的として活動しています。テオティワカンの資料だけでなく、現在もグアテマラにおける複数の考古学プロジェクトとの共同研究を続けています。


Imelda Perla García Hernández (2024)

ペルラは生物学者であり、国立ポリテクニック大学(IPN)でバイオサイエンスの修士号を取得しました。彼女は、メキシコ北部の白亜紀後期における古植物(paleoflora)の研究を専門としています。現在は、国立保存・修復・博物館学学校(ENCRyM)の学部プログラムで教鞭を執り、同校の生物学ラボに所属しています。

彼女は、生物学コレクションの管理と保存における専門技術者としての豊富な経験を持っています。また、さまざまな時代の文化財に付随する有機資料の分析・同定も行ってきました。その対象は、古生物学的資料から考古学的資料(「石柱の広場」複合体プロジェクト(PPCC)およびトラロカン・プロジェクト)、さらには現代の資料(INAH動物考古学ラボにおける比較骨格コレクションの劣化分析など)まで多岐にわたります。